Podcast第2回「誤字脱字について」
- info271983
- 2024年11月26日
- 読了時間: 6分

山田:皆さんこんにちは。ストーリープロデューサー の山田太一です。
ナビゲーター:皆さんこんにちは。ナビゲーターのことばゆきよです。
さあ先週からスタートいたしました元新聞記者が教える本気のライティング術。今週から はテーマに沿ってお話をしていこうというふうに思っておりますが、山田さん今日のテーマを発表していただいてよろしいでしょうか。
山田:今日のテーマは誤字脱字がテーマ になります。
ナ:最初のテーマで誤字脱字という ふうになりますけれども、一見当たり前のことのように聞こえますが新聞記者であった山田さん、かなりこちらも本気度を見せていただきたいなというふうに思いまして、今日はいろいろとお話を聞きたいと思います。
誤字脱字、ウェブの記事とか結構目立ちますよね。
山:そうですね。やっぱりウェブだと世に出してしまってからでも修正とかって結構簡単にできるので。新聞は紙になって出ちゃったらもう訂正できかないので。
ナ:アウトですよね。
山:はい。そこら辺の重みが違うっていうのが一つ要因にあるのかなというふうに思いますね。
ナ:重みが違うということですね。ウェブ ライティング、それから新聞との重みですね。その重みについてもう少し 詳しくお聞かせいただけまか?
山:そうですね。新聞って誤字脱字がもしあったら訂正記事っていうのを出さなきゃいけないんですよね。
ナ:訂正記事。
山:はい。もちろん誤字脱字じゃなくて事実が違ってるときも訂正記事は出すんですけども。誤字脱字の訂正記事って新聞記者にとったら一番屈辱的な訂正記事だというふうに思 っております。
ナ:どんな屈辱なんでしょうね。
山:そうですね。やっぱり文字を扱うプロなので、事実が間違ってたっていうのは取材の中でコミュニケーション の中でたまにあって。いけないことなんですけども、起こり得るものではあるんですね。
でも誤字脱字って確認すれば防げるんですよね。
ナ:そうですよね。
山:すごく恥ずかしい凡ミスっていうところなので、そこの重みっていうのがかなりあると思います。
ナ:誰でも確認すればできるところ。本当に基本なところっていうふうにも言われてますしね。
山:そうですね。実は私自身も、新聞記者時代に1回だけ訂正記事を誤字脱字で出したことがあります。すごく恥ずかしい記憶です。
ナ:訂正記事を出したというご経験 があるということ。
山:はい。
ナ:お話いただいても大丈夫ですか?
山:はい。大丈夫です。産経新聞に所属していたのですが、フジサンケイグループって有名な春高バレーというお正月にバレーボールの全国大会があるのですが、そこの 主催者なんですよね。なので都道府県で予選があるときに出場選手全員分の名簿を載せるんですよね。その担当って1年目の記者なんです。
僕も例に漏れず1年目にそれを担当したんですけども、そのとき にあろうことか選手の名前を間違えてしまっててですね。どういう 間違いかっていうと「ろう」という太郎二郎の「郎」と朗らかの「朗」を間違えてしまったんです。
それで学校側から朝刊で出た日に苦情が来てですね、菓子折りを持って監督と選手に謝りに行って訂正記事を出すというような事態になりました。
もうすごく笑い話にできないぐらいの話になっております。
ナ:なんだかざわざわしてます。名前ですもんね。
山:そうですね。名前なのでですね、僕もちょっと子どもが生まれて親になりましたけど、やっぱその親御さんとかの気持ちを考えるとですね、頑張ってべンチ入りメンバーになって、そこで名前を間違えられて掲載される。人生に一度あるかないかのことなのに、名前乗るなんてっていうことを考えるとですね。
ナ:新聞に載るっていうことってね、良きことだったりする晴れやかなことだったりするんですね。まだ(ざわざわが)収まらないですね。
山:私もちょっと思い出してもう当時のことがちょっとゾワゾワとしてましたね。
ナ:涙目に。ラジオで見えてないけど山田さんの表情が本当に笑い話にできないという。いい経験だったって言っていいのかっていうのもあれですけど。
山:そうですね。やっぱりいい経験だったなとは思います。ただやっぱ人間なのであるんですよ。やっぱり誤字脱字っていうのは。なので書いてしまうときにやってしまうのって僕もう仕方がないと思ってるんですね。人間がやることなんで。
ただ確認をどれだけ徹底して繰り返しやるかっていうところです。新聞社とかになると、確認する人がもう何重にもいるので、もう1回自分で確認して上司が確認して、本社で確認して、さらに校閲が確認してっていうのがあるので。これだけやると、やっぱどっかで見つかるは見つかるんですよ。
ただやっぱりウェブの記事ってそこまでチェック する方っていらっしゃらないと思うので、地味な作業ではあるんですけど繰り返し声に出して、できれば紙で印刷して自分で確認することが大切になります。
プリンターがないときは、例えば パソコンで書いた記事を自分のスマホのほうにメール で送ってそれで見るとか、一旦媒体を変えるっていうのは間違いを防ぐ上では有効な方法なのかなと思います。
ナ:お一人で書くウェブライティング の方はそうですよね。
山:そうですね。チェックする人も例えばメディアとかで運営している方とかになると思うんですけど、やっぱりどうしてもメディア運営してる方って何本も記事を見ているわけであって。なかなか細部のチェックまでっていうのは難しいと思うので、どれだけ自分を律せれるかっていうところになると思いますね。
ナ:自分を律する。
山:はい。本当にそれだけ(新聞をWEB)の違いがあるということと、重みがあるということですよね。どれだけいかに 自分の書いた記事を客観的に見れるか、自分を律しながら間違いを見つけられるかっていうところっていうのは、プロとしては徹底しなきゃいけないところでもあります。
たかが誤字脱字、されど誤字脱字だと思うんですけども、やっぱりその本気度っていうのは変わってくると思うので、一つの誤字脱字を徹底して見直すっていう気持ちが全体的な記事のクオリティっていうのにも最終的にはつながるのかなと思います。
ナ:人が書くものであるから、気持ちをもし伝えたいということであれば、ちゃんとクオリティを上げるために基本的な誤字脱字のチェックが必要ということですね。
山:そうですね。
ナ:ありがとうございます。さあ今日テーマを初めて設けての放送ですけれども、基本的なところ誤字脱字でも本当に徹底しないと山田さんのように苦い思いをされるかもしれない ので、皆さん本気を目指すのであればまずはご自身のチェックをしっかりとなっていただければなというふうに思います。
第2回目になりました元新聞記者が教える本気のライティング術ここまでのお相手は
山:ストーリープロデューサーの山田 太一と
ナ:ナビゲーターのことばゆきよでした。それではまた皆さん次回お楽しみに。
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